「タイタニックとU-ボート」

「タイタニックとU-ボート」こう書くと何か第一次大戦直前のタイタニックの沈没とドイツ潜水艦との因果関係を想像してしまいますが単に私が最近見た映画2本なのです。^_^;  先週末ジェイムス・キャメロンの新作「タイタニック」を公開早速見てきました。特撮以外のフィクションの部分は?ですが、特撮がスゴイ!私はこれだけでとても気に入りました。模型ファンなら絶対お薦めです。キャメロンのエイリアン(1作目)は好きでしたが、最近の宇宙船や宇宙人の特撮に食傷ぎみなのはジェイムス・キャメロンも同じだ〜なんて勝手に納得してしまいました。私はタイタニック関係の資料は模型も含め以前集めたのですがこの映画、史実にも忠実ですがインテリアを含めタイタニックのディテールが正確なんで驚きました。さっそくシネフィックスの特集も買って来ましたがこういうデジタル特撮技術の使い方は大歓迎です。この映画でも基本は昔ながらの「模型」なのですが模型の違和感をなくすのにデジタル技術を駆使しています。「トゥルーライズ」でも感心しましたが、カメラ・モーション・パスのシンクロによる合成は特に素晴しく実写とミニチュアを動いているシーンでもきれいに合成するので、スチル以外ではもう合成かどうかわからなくなりつつあります。今なら南雲機動部隊でもなんでも^_^)模型を使いながらよりリアルに正確に映画に再現できる〜とか考えるのは楽しいですね。そういえば今年の12月7日「パールハーバーデー」は気がつくととうに過ぎており、今年はメディアも特に何もしなかったようです。例年この日にテレビ放送する映画「トラ・トラ・トラ」も今回は放送しなかったようです。太平洋戦争も遠い昔になったということでしょうか。 もう一つは久しぶりにウオルフガング・ピーターゼンの映画”Das Boot” (U-ボート)のディレクターズ・カットを見て感動しました。これもマニアでないと退屈な映画ですけど映画としてのクオリティーも高いし、船内の再現はこれまた偏執的なまでに凝っていて更めてスゴイと思いました。盟邦(笑)ドイツの映画がここまでヤルとは、おまけにフジフィルム使って(?)......ちょっとクヤシイですね。

模型ではタイタニックがレベルから1/570 (H-445)で, ENTEXからは1/350 (#8509)でかつて発売されており, 後者は学研がオリジナルと思われますが現在はアカデミーより発売されています。U-ボートのキットは各社から大小さまざまなキットが出ていますがクラシック・キットとしてはやはり大型のレベルキットでしょう。体育館のようにやたら広い内部が見れるカッタウエイモデルの「U-47」はキット・ナンバーH-384でスケールが1/125。キットナンバーH-408の「U-99」(これも1/125)のキットは普通のデイスプレイモデルです。両方とも量産型のタイプVIIをモデルしています。この映画に登場したのも同型でした。後者「U-99」のキットは数年前に「U-505」として再販されました。しかし捕獲されシカゴのサイエンス・インダストリー・ミュージアムに展示されている「U-505」潜水艦はカニングタワーのデザイン等違う別の型です。たぶん同博物館のスーベニア・ショップからの引き合いがあったのでしょう。そういえば上記エンテックスのタイタニック・キットもタイタニック・ヒストリカル・ソサエティーがエンテックス倒産後もメイルオーダーで販売していました。潜水艦ついでに、最近海底二万里のノーチラス(?)のキットがどこからか再販になると聞きました。ディズニー映画版のノーチラスのデザインは大好きでした。原作も、映画も、プラモ(カワダ製)も、とっても懐かしいです。再販されたら是非手に入れたいキットです。もう10年ぐらい前になりますが、私の住んでいる場所からからそう遠くないアンティック・ショップにディズニー映画に使ったプロップ模型のノーチラスが売りに出ていてびっくりしたことがあります。きれいに修復してあり値段は忘れましたがこれにもビックリしたのを覚えています。

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